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サッカー 無失点で試合を制す 強敵に1勝1分

5月29日、6月5日に本学サッカー場にて第55回東京都大学サッカーリーグ戦(1部)第9・10節が行われた。本学は徹底した守備でゴールを守り抜き、亜細亜大戦では相手の隙を突いて得点を挙げる。2試合連続の無失点を記録した本学は、両試合を通して勝ち点4を獲得した。


▼亜細亜大戦

《試合結果》

〇1-0 対亜細亜大


本学は序盤から攻めの姿勢を保ちながらも堅固な守備を展開する。前半3分、本学のパスミスからボールを奪われシュートを打たれそうになるが、DF片山京誠(経済経営4)の体を張ったプレーで事なきを得た。反撃に出たい本学は前半8分、相手のシュートをキャッチしたGK長島宏樹(政治4)が素早く蹴り上げボールを前線に供給。

それに反応したMF多川慶太(情報科4)が、相手の守備をかいくぐりシュートを放つ。一度相手GKに弾かれるも、即座に走りこんできたDF岡田侑樹(英米4)がこぼれ球を押し込みゴール。1-0と先制した。勢いに乗りたい本学だったが、次第に試合は相手優勢の流れに。前半22分、本学はフリーキックから相手のゴール前までボールを蹴りだし得点を狙う。しかし、相手DFに阻まれシュートにはつなげられなかった。引き続き積極的に攻め込み続ける本学だが前半32分になると相手に幾度もシュートを浴びせられる展開に。中央とサイドを使い分けてくる攻撃に対し、粘り強さを見せたディフェンス陣の連携で、窮地を脱する。その後も本学は辛抱強く守り抜き1-0で前半を折り返した。


後半も本学は徹底した守備でゴールを守り抜く。後半開始早々、相手チームに右サイドを突破されるもGK長島が冷静にキャッチし失点を防ぐ。後半10分には、多川が相手のロングパスをカットすると、そのままゴール前まで攻め込むが、得点には至らなかった。その後も長島を中心にディフェンスを固めつつ、追加点を狙う。後半43分には本学がPKを獲得。今試合最大の加点チャンスをものにしたい本学だったが、狙い澄ましたシュートは惜しくも相手GKに阻まれ得点にはならなかった。後半では新たな得点はなかったものの最後までゴールを守り抜き、1-0で勝利を飾った。


試合後、主将の芥川和志(経済経営4)は「試合中危ない場面もあったが何とか踏ん張れた。次の試合でも勝てるように調整をしていきたい」と強く意気込んだ。(篠田悠斗)


▼立教大戦

《試合結果》

△0-0 対立教大


本学は開始直後から、堅い守備でピンチを乗り越えていく。前半10分、右サイドを突破されシュートを打たれるも、徹底したディフェンスで失点を防いだ。前半25分には、本学がコーナーキックを獲得。ゴール前にボールを上げると、即座に反応した岡田がヘディングシュートを放った。得点には至らなかったが、これを機に本学は攻勢を強めていく。続く前半28分、多川が巧みに動き、ペナルティーエリア近辺でフリーキックを得る。これを片山がゴール前へ低いパスを出し再び得点の好機を演出。しかし相手のディフェンスに阻まれチャンスを生かせなかった。その後も堅固な守りを維持しながら攻撃の機会をうかがうが、拮抗した戦いとなり0-0で前半を終える。


後半は、攻守の入れ替えが激しい展開になるも、両チームにイエローカードが出たことで互いに攻め手を欠く戦況が続く。後半10分に本学、その2分後には相手がフリーキックから直接ゴールを狙うが決まらず。どちらも流れを手繰り寄せたい状況の中、本学が徐々に前線から攻撃の起点を作り出す。後半21分、再び本学にチャンスが訪れる。DF 西谷寛世(総合経営3)が自陣でボールを奪い素早く前へ展開。相手守備の整わないうちに多川がシュートを打つも、相手GKにボールを止められ、得点にはつながらなかった。それでも攻撃の手を緩めない本学は、試合終了直前にボールを奪うと前線へパス。相手の守備の隙をつきシュートを放つが、ゴールを破れず決定点とはならなかった。結果、最後まで決着をつけることはできず試合終了。0-0のスコアレスドローで勝ち点1を分け合うことになった。


試合後、主将の芥川は「連勝を狙っていたが引き分けにとどまってしまった。こういう試合展開でこそ勝ち切る必要がある。次は開幕戦以来のアウェーとなるので勝利につながるよう準備したい」と語った。(万浪耀)

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