▽激闘を制す 女子バレー優勝
【22日 大学体育館】
一般種目バレーボール女子の試合が行われ、成蹊Aが優勝を果たした。試合は25点先取の3セットマッチで、最終セットのみ15点先取で勝敗を決める。
≪試合結果≫
〇2-0 対武蔵B
〇2-0 対学習院B
〇2-1 対学習院A
▼準決勝
学習院Bとの対戦となった準決勝。第1セット序盤は本学の1点ビハインドで試合が進む。劣勢を変えたのは10-11の場面。岡野千多選手(日本文2)の巧みなブロックで同点とし反撃に転じる。ボールアウトを冷静に見極めて逆転すると、破竹の勢いで点を追加していき、リードを保ったまま25-20で第1セットを先取した。
続く第2セット。本学は開始から着実に得点を重ね6-3と優位に立つ。しかし、相手オフェンスの緩急に苦戦し、徐々に点差を縮められる。拮抗した戦いの中、20-19で迎えた終盤に試合が動く。田中莉緒選手(現代社会2)気迫のブロックで得点。続いて小関彩楓選手(法律3)がサーブを2連続で決める活躍を見せ、相手との点差を広げることに成功した。その後も本学は攻撃的姿勢を崩さず、2連続で加点し25-19で勝利。第2セットも奪取し、ストレート勝ちで決勝進出を決めた。(清水翔太)
▼決勝
開始直後から、本学は松岡穂乃香選手(現代社会3)の連続得点を奪うアタックなどオフェンスで躍動。序盤の流れを作った。しかし、終盤にかけて相手の猛攻に押され逆転される。最後まで奮闘するも、第1セットを23-25と僅差で落とした。
第2セットでは、本学は先制点を許すも、田中選手の鋭いスパイクや松岡選手の果敢なブロックで対抗。しかし、中盤に失点し、22-24とセットポイントまで追い込まれてしまう。後がない本学は粘りを見せ、デュースに持ち込む。緊迫した場面、岡野選手の力強いレシーブで逆転に成功。さらにネット際の攻防も制し、27-25で第2セットを獲得し、勝負を振り出しに戻した。
最終セットも、両者互角の激しい攻防となった。流れが変わったのは8-8の同点の場面。前田りり子選手(英語英米2)の狙いすましたスパイクから均衡を破り、本学はリードを広げていく。終盤、河津美希選手(日本文3)から的確なトスを受けた久米川芽里選手(現代社会3)がスパイクを叩き込みマッチポイントを獲得。15-10で激闘を制し、栄冠をつかんだ。
試合後、キャプテンの河津美希選手は「後輩たちがこれからのチームの中心となっていく。来年も優勝してほしい」と期待を込めて語った。(石黒茜子)
▽バドミントン 果敢な攻めで栄冠つかむ
【20日 大学体育館】
一般種目バドミントン女子ダブルスには飛田莉緒選手(総合経営2)と田中珠稀選手(日本文3)が出場し、悲願の優勝を果たした。
《試合結果》
○2-0 対武蔵
○2-0 対成城
初戦の武蔵戦では、本学が終始主導権を握る展開に。序盤から鋭いスマッシュや緩急をつけたショットを生かして相手を翻弄し、13-2と大きく差をつける。その後の、飛田・田中ペアは隙がない絶妙な連携によって相手を圧倒。点差を縮めさせず、21-4で第1ゲームを先取した。
続く第2ゲームでも本学の勢いは止まらない。田中選手の強打から生まれる速攻や、飛田選手によるスペースを巧みに狙った攻撃が光り、次々と点を重ねていく。14-2とリードを盤石にした。終盤まで勢いを失うことなく、相手を果敢に攻め立てた本学。最終スコア21-3と圧倒的な差で第2ゲームも勝利を収め、決勝に駒を進めた。
決勝では成城と対戦。第2ゲームではデュースにもつれ込んだが息の合ったプレーで接戦を制し、優勝を決めた。 試合後、飛田・田中ペアは「昨年は準優勝だったため、今年は優勝することができてよかった。来年も最後まで気を緩めることなく、2連覇を達成したい」と語った。(前田知哉)
▽ソフトボール男子 攻守で見せ場作り準優勝
【20日 けやきグラウンド】
一般種目ソフトボール男子では、成蹊Aが準優勝。試合は5イニング制(決勝のみ延長あり)で行われた。
《試合結果》
○不戦勝 対成城B
○12-12 対学習院A
●0-1 対成城A
準決勝の学習院戦では、序盤から激しい点の取り合いとなった。一回裏、先頭打者の出塁でチャンスを作ると、藤原陽選手(日本文2)の渾身の一振りがボールを捉え、ホームラン。快音の残る中ダイヤモンドを一周し2点を先制する。その後も二回裏に得点を重ね、スコアは4-1となった。三回表には相手の攻勢に押され2点を失うが、続く裏から反撃を開始。2アウト二、三塁の場面では藤原選手が豪快に振り抜き、2本目のアーチを青空に描いた。この3ランホームランを含め計5安打の猛攻で、この回に本学は9-3と大きく突き放す。
しかし、五回表までに得点を許し、10-12と逆転される。五回裏、2アウト二、三塁で大塩健悟選手(経済数理4)が打席へ。2ストライクと追い込まれ相手ベンチから「あと1球」コールが響く中、決死のスイング。はじいた打球は走者一掃の同点打となった。スコアを12-12としたところで試合終了。四大戦独自のルールにより本学が決勝へ進んだ。
準決勝とは対照的に、決勝の成城戦は互いに譲らない展開となる。速球派の相手投手に対し、本学は軟投派エース小髙友裕選手(システム2)を中心に堅固な守りを見せ、スコアボードに0を連ねていく。0-0のまま迎えた延長六回、惜しくも失点し0-1で敗戦。健闘の末につかんだ準優勝だった。
試合後に主将の大塩選手は「悔しい結果ではあったが奮闘できた。応援してくれた人には感謝を伝えたい」と話した。(万浪耀)
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