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2020年7月号 Editor's Voice

本紙7月号(No.322)では、新型コロナウイルスへの本学の対応や昨年度の就職状況に加え、文化団体と体育会団体の活動を扱いました。本学にゆかりのある施設、店舗の現在についても取材。学生生活や社会におけるオンラインでのやり取りが増えたため、コミュニケーションをテーマにした特集を組んでいます。

4月20日に公開しました4月号(No.321)は、たくさんの方々に読んでいただけました。当会初のホームページでの記事公開ということもあってか、感想を頂戴することも従来より多かったように感じます。

4月号では取材後の記事校閲からがリモート制作でしたが、今回は企画立案からの全てがリモート。前回の記事が好評だっただけに、成蹊大学新聞の編集長としてプレッシャーも感じていました。さらに、制作の合間に散歩に出掛けても、すれ違う人は皆マスク姿。終息までの道のりの長さに「一度しかない大学生活なのに、2020年は編集長として挑戦してみたいことがあったのに、どうしてこんな生活をしているんだろう」と悲憤するときもありました。

しかし、つらくなる度に「やりきらなきゃ」と思わせてくれたものが幾つもあります。4月号に寄せられた感想や、今回の取材に応じてくださった皆さまの声です。「また新聞制作をしたい」と言ってくれた後輩、やり場のない気持ちを受け止めてくれた同期の存在も、私にとっては大きなものでした。

本来とは違う形になってしまったとしても、今の自分たちにやれることをやる。編集長を務められるこの1年に全力を尽くす。成蹊大学新聞とは何か、編集長はどう在るべきかについて、前回以上に考えた号です。

最後になりますが、取材を受けてくださった皆さまおよび当会の活動にご協力くださった皆さま、そして7月号をご覧になった皆さま。制作を支えてくださる方々がいらっしゃったからこそ、公開までたどり着くことができました。全ての方に感謝申し上げます。

成蹊大学新聞No.323は、後期に制作予定です。次号もよろしくお願いいたします。(編集人 岡本和音)

7月号の読者アンケートを実施しております。今後の企画・編集の参考とさせていただきますので、よろしければご回答ください。

https://forms.gle/zY2Bazg51NyE74ap8




最近はスーパーエルニーニョ現象のせいか、最高気温が30℃を超える日々が続いている。 期末課題が溜まっている中、今日も部室に足を運ぶ。 今日は2023年7月号が部室に届く。 4月号の反省を活かせたからか、大きな問題もなく終わらせたことは良かったと思う。 しかし、最近は違う問題に悩まされている。 当会の財政問題だ。 このような場で言うことではないかもしれないが、危機的状況にある。 先日は大学側に援助を

編集人としての2年間、常に持ち歩いてきたノートがある。引退する先輩に「考えたことを何でも記録してほしい」という思いから頂いたものだ。最初のページには、就任時の初心を忘れないために周囲から掛けられてうれしかった言葉を書き込んでいる。次のページ以降は自身の役割に対する考え、リモート制作への移行に向けたアイデア、日々の反省などが続く。どのページを見ても、その情報を記した時の状況や心情を鮮明に思い出せる。

対面形式の授業が徐々に増加し、キャンパスや本学周辺にも、友人と過ごす学生の姿が見られるようになりました。3月31日に行われた現2年生の入学式の取材で、「高校生の延長線上から、やっと大学生になれた気がする」という声が上がったことは、いまだに私の心に強く残っています。入学以来制限のある学生生活を送ってきた1、2年生に対し、本学のいち先輩として、今後より充実した時間を過ごせるよう願います。卒業までの期間

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