カルト集団の勧誘に注意

最終更新: 2020年5月20日

 昨年、本学構内でカルト集団の活動が確認された。彼らはインカレサークルの合宿参加の呼び掛けと称し、組織への勧誘を行っていた。本学は比較的広い敷地を有するため侵入が容易であり、カルト集団に狙われやすい環境だ。


 立正大学の西田公昭教授によると、カルト集団とは、正体を隠して標的に近付き、人権侵害を行う反社会的組織を指す。入団者の私生活や意思決定権を奪い、全体主義に陥らせて組織から抜けにくくさせる。従わない場合は、暴言や暴力によって服従させることもある。勧誘の例には、本学でも行われたようなインカレサークルを装ったもの、駅前での署名活動やアンケート活動などが挙げられる。近年はSNSのダイレクトメッセージ機能を用いるケースも多い。これらがカルト集団による勧誘かどうか判断することは難しい。

 被害に遭わないためには、カルト集団への知識を深め、勧誘の手口を知ることが必要だ。手口を理解すれば、怪しい団体かどうか見分けられる可能性は高まる。また、家族や友人と勧誘を断る練習をしておくのも効果的だ。自分が精神的に弱い場面を把握することや、相談相手の確保も被害の抑止につながる。

 学生部の熊崎和宏担当課長は「本学では毎年数件ほど、カルト集団による勧誘が報告されている」と述べる。本学は対策として、不正な勧誘の取り締まりや注意喚起のポスターの掲示などを行っている。学生部公認団体が発行するチラシや掲載物か否かは、学生部の印の有無で判別可能だ。しかし、中には大学の規制をかいくぐってくる相手も存在する。彼らから身を守れるのは自分自身しかいない。他人事と思わずカルト集団について積極的に学び、普段から警戒しておくべきだろう。(白川ゆり)

理工学部改組 「新しい理系」の養成へ

来年4月、理工学部が現行の3学科から1学科5専攻に改組される予定だ。課題解決に向けて自らのビジョンを提示し、新たな価値を創造する「新しい理系」の養成を掲げており、3つの特別プログラムや実践的な科目などを設置する。 改組には主に2つの目的がある。まず、確かな専門性と共に、ICTに強く社会に立ち向かえる人材を育成することだ。近年はAI技術の進歩が加速し、ICT活用力を持つ人材の需要が高まっている。こう