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2023年11月号 並木道

更新日:3月29日

投げかけられた問いに対し、人と見粉う答えを返す生成AI。米OpenAI社が提供しているChatGPT をはじめ、世界のテック企業がその開発に注力している。産業革命以来の大変革期とも言われている現代において、私たちは技術とどのように共存すべきだろうか。


私は、共存に必要なことが二つあると考える。一つは技術発展の恩恵を享受し、創造的な「イチヒャク」を実現させることだ。これは0から1を創り上げる「ゼロイチ」ではなく、既存の技術1に自身の専門性や経験・感性を付け足して100 の価値に進化させることをいう。壮大な話になるが、言語の登場から人類は長い歴史の中で「イチヒャク」を成してきた。現代の私たちは、祖先たちが進化させてきた100の価値の恩恵を受けている。次は私た

ちが歴史を紡ぐ番ではないだろうか。


もう一つは、人とのつながりを大切にすることだ。人と腹を割って語り合う尊さや、いつも隣で支えてくれる家族・友人・大切な人の心強さなどは、かけがえのないモノである。また、通信技術が発達した現代では、人と関係を築くことが容易になったが、他方で崩すことも簡単にできてしまう。そうした中で私たちに必要なのは、時には相手と顔を合わせて近況や悩みを共有する時間なのかもしれない。


10年前では予想もつかない進化を遂げた現代社会。そこには光と影と二つの側面がある。著しい変化が生じている今だからこそ、私たちは技術との正しい共存の仕方を問われている。(高橋豪)

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