キャリア支援センターが2023年度卒業生の就職状況を公表した。新型コロナウイルス感染症の収束に伴い、企業の新卒採用意欲が回復傾向にあった。そのため、本学学生の就職率も微増し、高水準を維持した。2023年度は就職希望者1562人に対し、97.4%(0.2ポイント増)に当たる1521人が就職した。
※ () は2022年度比
▼主な就職先
文系は東京特別区(Ⅰ類)が最多の12人。また、NHK や電通などの著名企業への就職実績を得た。理系では、SCSKが最多の11人。加えて、日立システムズや三菱電機など、システム開発業・大手製造業等に複数の採用実績を得た。企業規模別比率では、大企業(従業員500名以上)への就職率が、文系64.8%、理系77.8%となり、文系の大幅増加とともに、理系も高水準を維持した。
▼2023年度の就活市場の傾向
本格的なコロナ禍の収束は、企業の採用活動を後押しした。リクルートワークス研究所の調査によると、2023年度卒業予定者を対象とした大卒求人倍率は1.71倍と、昨年度と比べて0.13ポイント増加した。しかし、従業員5000人以上の大手企業の求人倍率については0.41倍と、依然として厳選採用の状況が継続している。
▼キャリア支援センターより
昨今、インターネット上において、就職活動に関する情報が数多く発信されている。容易に情報を得ることのできるツールである一方、不正確な情報を提供し、学生に誤解を与える危険性もある。キャリア支援センターでは、公式のLINEアカウントやビズリーチ・キャンパス、個別相談で正しい情報や知識を提供している。就職活動における理解を深め、不安を解消するためにも、キャリア支援センターを大いに活用してほしい。(仲渡咲季)
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