2021年11月号 並木道

日本は地震大国であり、人間が感じ取れる大きさの地震だけでも各地で頻繁に発生している。日本地震学会によると、その発生回数は1日平均3~6回に上り、地震に遭うのは珍しくないことだ。


10月7日夜、突如として関東が揺れた。埼玉県や東京都の一部地域が最大震度5強に見舞われたほか、広い範囲で震度4以上の揺れを観測。東京23区内で震度5強を観測したのは、東日本大震災以来10年ぶりのことだった。


地震により多数の被害が生じたが、特に交通インフラの麻痺は大きな混乱を招いた。都外の自宅へ帰れなくなった帰宅困難者は推定約8.2万人。都市ならではの問題も浮き彫りとなった。これは、対面形式の授業の増加により通学頻度が高くなった学生にとっても他人事ではない。


大きな地震が発生すると「南海トラフ地震」「首都直下型地震」などの言葉を目にすることが増える。近い将来必ず起こると言われる大災害の前兆なのではないかという不安の表れだ。そんな地震や引き起こされる混乱に対し、私たちはどう立ち向かうべきか。


ヒントは、対策に類似点の多い「コロナ禍」から見出すことができる。地震発生時には不安からデマや誤解が広まりやすい。「コロナ禍」でもデマ情報による混乱や社会の分断が表面化したが、それを受けて正しい情報を見極めようとする自衛の意識も高まっている。また、予測不可能な事態に備えることの必要性も強く感じられるようになった。新型コロナウイルスが社会へ与えている影響は甚大だが、ここから学んだ教訓は防災に生かすことができる。(新野まどか)

6月20日、本学とNHKが共同で主催する「SDGsインタラクティブ」が開催された。本講演は、NHK・SDGsキャンペーンと連動し、番組として収録もされている。都市環境デザイナーである三谷繭子氏が講師を務め、「住み続けられるまちづくり」について講演を行った。 本学では、サステナビリティ教育研究の一環としてSDGsを意識した活動を行っている。NHKとの話し合いにより、今回はSDGsの17の目標のうち、