2021年7月号 並木道

私たちは生活において少なからず他人の目を気にする。コロナ禍で「皆が着けているからマスクをする」という人も多くいるだろう。社会は人と人との結び付きで成り立っている。自分の意思でさえ、周囲の環境の影響を受けていることがある。


新型コロナウイルスワクチンの接種が進み、高齢者への接種は7月中にはほぼ全ての自治体で完了する見通しだ。コロナ禍収束への希望も持てるが、ワクチン接種のリスクが頭をよぎる人は多いだろう。Googleで「コロナワクチン」と入力すると「副反応」「安全性」と検索予測が表示される。


1976年まで一部疾病の予防接種は罰則規定のある義務だった。その後、感染症患者の減少や副反応をはじめとする健康被害から、段階的に規定が緩和され現在に至る。今回の新型コロナウイルスワクチンの接種は義務ではなく、国民が自分自身で打つ、打たないを選択できる。ワクチン接種は日常を取り戻すための効果的な方法の一つだ。一方、今後交通機関の利用や対面授業への参加、会社への出勤に「接種歴」の提示を求められる可能性も否定できない。自分の意志に関係なくワクチンを打たざるを得ない人も出てくるだろう。


社会が人と人との相互関係の上に成り立っているとはいえ、個人の意思を優先する自由もある。ワクチン接種を行うか否かにかかわらず、自分の意思で決断することに意味がある。信頼性のある情報か、自分の判断にバイアスがかかっていないか、この機会に主体的に考えることを習慣にしたい。(大原将世)

3月4日、アドミッションセンターが2022 年度本学一般入試の志願者数を公開した。新型コロナウイルス感染症流行下における入試は、本年度で2年目を迎える。本年度の志願者数は1万9475 人。1万8641 人だった昨年度と比べて800 人以上増加した。学部別に見ると、経済学部は542 人減の2948 人、経営学部は214 人減の3425 人、法学部は641 人増の4382人、文学部は8人減の3706

北京冬季五輪が閉幕して1ヶ月半が経とうとしている。日本人選手の活躍が連日伝えられ、日本は冬季五輪史上最多のメダルを獲得した。今回の大会で私が最も印象に残ったのは、フィギュアスケート男子シングルに出場した羽生結弦選手だ。 羽生選手は4位に終わり、惜しくもメダル獲得には至らなかった。しかし、体が万全でない状態でありながら、前人未到の大技に挑戦する姿は、世界中の人々に勇気と感動を与えた。試合後に彼は「報