4月号 並木道

更新日:2020年11月23日

 「パターン化は間違いを生み出しやすい」これは昨年ベストセラーとなった、ハンス・ロスリング他『ファクトフルネス』(上杉周作・関美和訳、日経BP)の一節だ。人はある事柄に該当することが、類似する他のものにも当てはまると思いやすい。


 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い発生した、ティッシュペーパーとトイレットペーパーの買い占めは、分かりやすい例だろう。発端となったSNSへの投稿は「製造元の中国が生産を止めているため、マスクに続いて品薄になる」といった内容。確かに、日本に出回るマスクはおおむね中国からの輸入によるものだ。しかし、ティッシュペーパーやトイレットペーパーの多くは国内で生産されており、在庫が十分あった。デマをうのみにした人々は「パターン化の罠」に引っかかったというわけだ。


 SNS上のデマは真実よりも拡散されやすい。2018年にマサチューセッツ工科大学は、ツイッターの投稿の調査結果を発表。これによると、誤情報は正しい情報よりも約20倍速く拡散されるそうだ。誤情報はインパクトが強く、新鮮に感じやすいことが原因に挙げられる。


 インターネットが高度に発達した現代では、情報量は膨大だ。必然的に、偽りや誤解を含んだものに出合う可能性も高くなる。デマに踊らされずに情報を正しく取捨選択するためには、先入観を捨て、吟味することが重要だ。(山﨑慶至)

3月4日、アドミッションセンターが2022 年度本学一般入試の志願者数を公開した。新型コロナウイルス感染症流行下における入試は、本年度で2年目を迎える。本年度の志願者数は1万9475 人。1万8641 人だった昨年度と比べて800 人以上増加した。学部別に見ると、経済学部は542 人減の2948 人、経営学部は214 人減の3425 人、法学部は641 人増の4382人、文学部は8人減の3706

北京冬季五輪が閉幕して1ヶ月半が経とうとしている。日本人選手の活躍が連日伝えられ、日本は冬季五輪史上最多のメダルを獲得した。今回の大会で私が最も印象に残ったのは、フィギュアスケート男子シングルに出場した羽生結弦選手だ。 羽生選手は4位に終わり、惜しくもメダル獲得には至らなかった。しかし、体が万全でない状態でありながら、前人未到の大技に挑戦する姿は、世界中の人々に勇気と感動を与えた。試合後に彼は「報