論説 本学園喫煙所の実態

11月、3号館と8号館の間の喫煙所、通称「サンパチ」が撤去された。そのしわ寄せで1号館横の喫煙所や、9号館前の喫煙所に人が密集している。11月24 日の午後3時頃、1号館横の喫煙所では16 人の利用が確認できた。授業間の休み時間には人があふれ、ときには喫煙所外で吸う人もいる。


喫煙所の減少には、改正健康増進法(以下改正法)の影響がある。改正法の主な目的は、望まない受動喫煙の防止だ。学校は喫煙所以外では原則禁煙と定められ、喫煙所を設置する場合にも、喫煙を目的とする人を除く施設利用者が立ち入らない場所に設置しなければならないとされている。しかし、本学園にある喫煙所はこの基準を十分に満たしているとは言えない。


本学園は6月、児童・生徒が通学している事情を考慮し、受動喫煙の防止と健康の保護を目的として全面禁煙化の方針を定めた。在学中に喫煙を開始する学生を減らし、喫煙マナーの教育や禁煙教育を促進することで、将来的な喫煙者数の減少を目指すという。しかし、思惑通りにいくのだろうか。喫煙者である本学学生(現代社会4)に取材したところ「高校までの教育で喫煙が及ぼす健康被害については理解しており、その上で喫煙している。たばこを始めるきっかけは他大学の友人やアルバイト先の同僚などにあり、大学だけにあるわけではない。教育を行ったとしても無駄ではないか」と私見を述べた。


本学園は望まない受動喫煙を、教育を通して防止しようとしている。確かに、喫煙者に喫煙マナーの順守を求めることは重要だろう。しかし、喫煙所の減少が、喫煙所外でたばこを吸うというマナー違反を引き起こす一端を担っていることを本学園は認識すべきだ。特に1号館横の喫煙所は、2号館を利用する学生のほとんどが通行する場所にある。そこに喫煙者が集まり、喫煙所外で吸われていては、望まない受動喫煙の防止が達成されることはない。喫煙者を減らすための教育は、現状を改善した後に行うべきではないか。改正法の基準の壁は高いが、まずは喫煙所の不足を補うか、非喫煙者の通行しない場所に喫煙所を移すことを検討してほしい。(飯塚大賀)

6月20日、本学とNHKが共同で主催する「SDGsインタラクティブ」が開催された。本講演は、NHK・SDGsキャンペーンと連動し、番組として収録もされている。都市環境デザイナーである三谷繭子氏が講師を務め、「住み続けられるまちづくり」について講演を行った。 本学では、サステナビリティ教育研究の一環としてSDGsを意識した活動を行っている。NHKとの話し合いにより、今回はSDGsの17の目標のうち、