正しい日本語 ルールと注意点

オンライン授業が中心となって以降、学期末課題や出席確認の小レポートなどにより、文章を書く機会が増加した。その中で、日本語という言語の難しさにぶつかることがある。日本語を正しく使うには、ルールの理解が大切だ。


平仮名と片仮名の成立当初は、1つの音に1つの仮名が対応していた。その後、発音が変化していき「お」「を」といった文字の表す音は同じになった。こうした変化に合わせ、さまざまな仮名遣いのルールが考案されてきたが、第二次世界大戦後、内閣告示により初めて明確なルールが定められた。「を」は助詞としてのみ使われる。また「じ」「ぢ」、「ず」「づ」では基本的に「じ」「ず」を使うが「底力(そこぢから)」のように「ちから(力)」が意識され「じ」では違和感がある場合は「ぢ」と書く。「稲妻(いなずま)」のような現代では一単語と認識される語には「づ」は使われない。しかし、語源は「稲」+「妻」とされるため人によっては違和感を覚える。これらは「づ」と書いても良いとされている。このように仮名遣いの特例は慣習により決められている。


また、文学部の久保田篤教授はレポートを書く際の注意点として次の3つを挙げた。まず、話し言葉ではなく、論文らしい言葉にすることだ。特に副詞や接続詞で話し言葉的な語を使ってしまうことが多い。次に、漢字を正しく使うことだ。例えば「窺えた」を「伺えた」としてしまう場合がよくあるそうだ。漢字にはそれぞれ意味があるため、音が同じでも異なる字を使うと内容も変わってしまう。不安があれば辞書を引くことを心掛けたい。最後に、主語と述語のずれに気を付けることだ。いずれも基本的なことに感じるが、このような間違いは多いという。


毎日触れる日本語だが、改めて見直すと知らなかった点や意識していなかった点に気付く。何気なく文を書くのではなく、一度日本語のルールを見直してはいかがだろうか。(勝見季紘)

理工学部改組 「新しい理系」の養成へ

来年4月、理工学部が現行の3学科から1学科5専攻に改組される予定だ。課題解決に向けて自らのビジョンを提示し、新たな価値を創造する「新しい理系」の養成を掲げており、3つの特別プログラムや実践的な科目などを設置する。 改組には主に2つの目的がある。まず、確かな専門性と共に、ICTに強く社会に立ち向かえる人材を育成することだ。近年はAI技術の進歩が加速し、ICT活用力を持つ人材の需要が高まっている。こう