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森学長任期3年目を迎える キャリア教育・グローバル教育に力を

本学学長に森雄一文学部教授(当時)が就任してから2年となった。規定の任期4年の折り返し地点にあたる森学長に、これまでの2年や今後の展望などについてインタビューを行った。



森雄一学長は、1990年に東京大学文学部国語学専修課程を卒業後、1994年に東京大学大学院人文科学研究科博士課程(国語国文学専攻)を中途退学。1994年から茨城大学人文学部専任講師、助教授を歴任し、2000年に本学文学部助教授に着任。准教授を経て教授となった。2017年から2021年まで文学部長・大学院文学研究科長を務め、2022年4月に本学学長に就任した。研究分野は日本語学や認知言語学、レトリック論を主としており、中でもレトリックのメカニズムを認知言語学の手法を使って探ることをメインテーマとしている。


▼これまでの2年間を振り返る

就任から現在に至るまでの2年間を振り返り、森学長は「予定していたさまざまな計画を実行できた」との手応えを明かした。キャリア支援の面では、キャリア支援センターの相談体制の充実や低学年向けのガイダンスの開催といった、キャリア支援の拡充を実施。成蹊会の方々の協力を得て、OB・OGと学生が面接をする機会も設けた。一連の取り組みの成果もあって、2023年度の就職状況は好調だ。


グローバル化の面では、留学の協定校の新規開拓や留学生受け入れの促進に取り組んできた。他に、グローバルな人材の育成に関連するプログラムや授業を設けている。それに伴い、協定校への派遣数は増加傾向にあるという。


また、就任時の2022年度には新型コロナウイルスの感染拡大が続いていたため、コロナ禍からの脱却も施策の一つだった。対面をベースにしつつもオンラインを効果的に組み入れたハイブリッド授業の導入や、通常時に近い形での課外活動を行えるように尽力した。そして感染症法上の位置付けが5類に移行された2023年度には、コロナ禍以前とほとんど変わらない状態に戻すことができた。なお、2024年度からはオンライン授業での学びが有効なもののみオンラインとし、その他の授業は対面授業となる。


▼今後の展望

残す任期をあと2年としている森学長は、これまでの2年と同様に今後も多くの施策を計画・実行していく。力を入れているものの一つが、今秋に使用開始予定の新11号館だ。理工学部の5専攻約40の研究室が設けられる他、1階2階には「ラーニングコモンズ」が設置される。そこには「プレゼンテーションエリア」や多言語交流空間「グローバルビバレッジ」といった、集団での学びの可視化や新たな交流を促進する空間が備えられる予定だ。全学部の学生が互いに学び合いながら新たなものを生み出す環境となる新11号館。森学長は「成蹊の学びの文化がさらにアクティブなものに変わってほしい」と期待を込めて話す。


2026年4月に設置予定の国際共創学部(仮称)も、大きな計画の一つだ。森学長は「この学部をつくることに思い入れがあり、意気込んでいる」と語る。国際日本学専攻と環境サステナビリティ学専攻が設定される予定で、文理の垣根を越えた複眼思考や、グローバルとローカルの両視点に基づく探究を軸に据えている。他にも、知識と思考力、表現力などを身に付ける独自のカリキュラムが組まれる。


また、キャリア教育の一環としてアントレプレナーシップのプログラムを構想している。このプログラムは、イノベーション・マインドの形成やリスクに立ち向かうためのスキル養成を目的としており、起業や社会課題解決に向けたマインドや知識を得るための内容が予定されているという。


▼本学学生へのメッセージ

森学長は学生に「それぞれの専門分野の方法論(調べて、考えて、まとめる)を身に付けてほしい。そこで身に付けたものは将来どの分野であっても社会で役に立つ」と語る。最後に「成蹊への愛校心、帰属意識を持って、活気のある大学にしていってほしい」と熱意を持って学生に呼びかけた。(山本実玖)

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