6月20日、本学とNHKが共同で主催する「SDGsインタラクティブ」が開催された。本講演は、NHK・SDGsキャンペーンと連動し、番組として収録もされている。都市環境デザイナーである三谷繭子氏が講師を務め、「住み続けられるまちづくり」について講演を行った。
本学では、サステナビリティ教育研究の一環としてSDGsを意識した活動を行っている。NHKとの話し合いにより、今回はSDGsの17の目標のうち、11番目である「住み続けられるまちづくりを」をテーマに設定。講演の一つの大きなトピックとして、本学が位置する吉祥寺という街に着目した企画も組み込まれた。
講演会は2部で構成されている。第1部では、持続可能なまちづくりのため、人と街の関係性をどのようにつないでいくべきかについて話題が展開された。また、居心地が良く歩きたくなる街中を作ることという意味の「ウォーカブル」なまちづくりについて、国内外の具体的な都市を例に挙げながらその必要性を解説した。第2部では、参加者を3つのグループに分けてディスカッションを実施。各グループでウォーカブルな視点で見た吉祥寺の良さや、吉祥寺の伝統的な文化を守るために必要なこと、インフラにおける改善点などのテーマを中心にさまざまな意見が活発に飛び交った。
三谷氏は学生に向けて「学生の視点から、まちづくりについて自分にできることは何かを考えることが必要だ。小さなことでも一歩を踏み出し、行動を起こしてほしい」と話した。本講演の模様は、7月15日にNHK総合テレビの首都圏ネットワーク内で放送された。
(小澤奈央)
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