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成蹊大学新聞会

学び特集 編集後記

昨年度は多くの大学がオンライン授業を実施し、大学生活は大きく変わった。授業の遠隔化が進み、学びが多様化している今、積極的に学ぶことの重要性は高まっているのではないだろうか。また、近年はアクティブラーニングといった学生主体の学修法が教育現場に導入されており、能動的な学修は社会で注目されつつある。


本特集で行った座談会では、実際に能動的に学んでいる学生たちが、学びについて意見を交わした。授業や課外活動を通して他者の視点に触れることが、自らの成長につながったと実感する学生は多いようだ。自身の経験は社会に役立てることもできる。子どもたちに学びを提供するボランティア活動はその一例だ。さらに、学校卒業後も各自の課題を解決するためのコミュニティに参加し、学修したことを仕事に生かす人も増えている。こうして連鎖した「学び」から得たものは、周囲に役立てることができる。


取材を経て、学ぶ内容や方法の幅広さ、知識を活用する機会の豊富さに気付かされた。個人で知識を蓄えることも必要だが、学びは一人で完結するものではない。さまざまな人と関わる中で、学んだことは生かされ深まっていくのではないだろうか。学び方が変容する時代だからこそ、学ぶ意義や学んだことを生かす機会について考えることが求められる。(梶原万穂)


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