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[ウェブ限定]今こそ触れたい エンニオ・モリコーネの音楽と映画

更新日:3月28日


映画をはじめとした動画コンテンツは、携帯型端末の普及でより身近になった。その一方で、近年では倍速視聴やあらすじ解説などが議論となっている。また、コンテンツが身近になったとはいえ、昔の映画の鑑賞にはハードルの高さを覚える人も少なくないはずだ。しかし、時間をかけて昔の映画を観てみると、意外とおもしろい。現代では話題にあがりづらいが、不朽の名作は数え切れないほど存在する。本記事では、作曲家エンニオ・モリコーネが音楽に携わった映画を紹介する。


エンニオ・モリコーネはオーケストラ音楽の作曲家で、1928年にイタリアで生まれた。2020年に91歳で没するまでに映画・テレビ作品に提供した音楽は、500本以上を数える。2006年に第79回米アカデミー賞名誉賞、『ヘイトフル・エイト(2015年)』で第88回同賞の作曲賞を受賞。その他、音楽を手がけた主な作品に『ミッション(1986年)』や『ニュー・シネマ・パラダイス(1988年)』などがある。モリコーネのつくる音楽は、一度耳にしたら忘れられないと言えるほど象徴的だ。時に壮大に、時に甘美にシーンを印象づける旋律は、現代でも観客を魅了し続けている。


日本の劇場では3・4月にかけて、モリコーネが作曲を担った映画が立て続けにリバイバル上映中、または上映予定だ。3月1日から28日の間には『海の上のピアニスト(1998年)』が公開されている。ジュゼッペ・トルナトーレ監督、ティム・ロス主演の映画で、客船で生まれ育ち、一度も船を降りたことのなかったピアニストの物語だ。モリコーネ作曲の「愛を奏でて」を主人公がピアノで演奏するシーンは、心を打つ確かなものがある。


Playing Love(Piano Version)



3月22日より公開の「ドル3部作」は、セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演の西部劇の作品群だ。この三部作は

・荒野の用心棒(1964年)

・夕陽のガンマン(1965年)

・続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 (1966年)

を指し、特に『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』はジャンル上の最高傑作の一つとして名高い。モリコーネはこの作品で、楽器やコーラスを用いてコヨーテの鳴き声を模すなど才気あふれる試みを披露。加えて、劇中のクライマックスで聞くことができる「黄金のエクスタシー」は、この映画最大のハイライトを彩っている。


「ドル3部作【4K】」日本オリジナル予告篇


The Ecstasy Of Gold(2004 Remaster)



3月29日から4月4日では『アンタッチャブル(1987年)』の公開が予定されている。1930年代のシカゴを舞台に、当時ニューヨークを牛耳っていたギャングのボス、アル・カポネの逮捕に挑む米財務省捜査官とその仲間たちの活躍を描いた作品だ。この映画でモリコーネは第60回米アカデミー賞作曲賞にノミネートされた。惜しくも受賞には至らなかったが、シーン一つ一つを巧みに表現した音楽は、決して色あせることのない魅力に満ちている。


Death Theme



4月19日からは『死刑台のメロディ(1971年)』と『ラ・カリファ(1970年)』の2本が公開予定だ。注目すべきは『ラ・カリファ』で、この作品は日本初公開となる。メインテーマがモリコーネのコンサートで常連曲の一つだったにもかかわらず、長らく日本では公開されていなかった。54年の月日を経て、美しい旋律を劇場で味わうことのできるまたとない機会だ。


エンニオ・モリコーネ特選上映 Morricone Special Screening×2 予告編



どんなコンテンツにも人それぞれに楽しみ方があり、映画に至っても倍速視聴やあらすじ解説に触れるのは楽しみ方の一つだろう。しかし、映画を占めるものはストーリーだけではない。もちろんストーリーも肝心だが、演技や映像、音楽など、どれも映画には欠かせない。時に異なる側面から映画を見ると、記憶に残る体験となるはずだ。音楽という側面から、観客に印象的な体験を与えてきたエンニオ・モリコーネ。この機会に彼の携わった作品に触れ、新鮮な体験をしてほしい。(万浪耀)

《参考》

・「『海の上のピアニスト』上映作品詳細‐午前十時の映画祭13 デジタルで甦る永遠の名作」

・「映画『ドル3部作 4K』公式サイト」

・「『ギャングスター映画祭』3/29(金)~期間限定上映|東宝東和株式会社のプレスリリース」

・「映画『エンニオ・モリコーネ特選上映 Morricone Special Screening×2』公式サイト」

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