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アンケート結果・考察

▼買い回り品を選ぶ時、最も参考にするものは何か。

買い回り品とは比較的高価で購入頻度が低く、購入するかどうかの決定に時間を要する商品のことだ。この設問への回答では「消費者によるインターネット上の口コミ」が53%、「商品の公式ホームページ」が23%となり、インターネット上の情報を参考にするという回答が約4分の3を占めている。消費者の生の声や商品の仕様を手軽に知りたい学生が多いようだ。


▼買い回り品を購入する際に最も重視するものは何か。

「機能性」が48%、「値段」が38%と続いた。一方で「ファッション性」と答えた学生は8%であり、「話題性」と「ブランド」はいずれも2%にとどまる。このことから、多くの学生が見た目や知名度などより、実用性やコストパフォーマンスを重視していることが分かった。


▼シェアリングサービスを利用したことがあるか。

「ある」が13%、「ない」が87%を占めた。利用したことがある学生48人に、どのようなサービスを使ったか複数回答で尋ねると「使っていない物品の売買や貸し借りをするもの」が48%、「空きスペースを貸し借りするもの」が40%、「移動手段の貸し借りや相乗り」が35%だった。シェアリングサービス全体の魅力としては、安く利用できることや好きな時に利用できることが挙がった。


また、サービスの種類ごとに魅力を見ていくと、物品をシェアするフリマアプリでは「お金が手に入る」「安価に購入できる」「販売が終了した商品も購入できる」など、売り手と買い手の双方にメリットがあると分かった。他にも、ワーキングスペースの提供をはじめとする「空きスペースを貸し借りする」サービスに対しては「公民館などと異なり、直前でも予約ができる」という利点がある。


シェアリングサービスを利用したことがない学生のうち32%が「利用したい」と答えた。利用したいサービスを複数回答で尋ねたところ「使っていない物品の売買や貸し借りをするもの」が66%、「空きスペースを貸し借りするもの」が36%、「個人のスキルや労働力を売り買いするもの」が27%となった。一方、シェアリングサービスを利用したいと思わない学生も多くいた。その一部はサービス自体が「よく分からない」ことを理由に挙げている。また「他人とモノを共有することに抵抗がある」「安全面に不安を感じる」などの意見も寄せられた。


▼インターネットショッピングをどの程度利用するか。

「週に1回以上」「月に1、2回程度」と答えた学生は合計で58%と半数を超え、インターネットを利用して買い物をする学生が多いことが分かった。一方、「利用したことはない」「ほとんど使わない」学生は合計22%で、非対面形式での購入をためらう学生は少数派だとうかがえる。


▼インターネットショッピングで、詐欺をはじめとするトラブルに巻き込まれたことはあるか。

5%が「ある」と回答した。そのうちの半数以上が「偽物や粗悪品などが届いた」経験があるという。そのほか「支払いを済ませた後も商品が届かなかった」「解約後も料金を請求された」というケースも見られた。(小川紀寧)

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