《試合結果》
○22-21 対防衛大学
10月31日、駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場にて、関東大学アメリカンフットボールリーグ戦2020Aブロック(2部)第1節が行われた。今季は新型コロナウイルスの影響により、リーグ昇格がない異例のシーズンとなる。選手たちはリーグ優勝を目指し初戦に挑んだ。
試合は本学のキックオフで始まると、開始直後から相手の激しい攻撃を受ける。本学も果敢なタックルで対応するが、タッチダウンを決められ0-6。その後は得点が動くことなく、第1クオーターを終えた。
第2クオーターに入っても相手の猛攻は止まらず3点を追加される。しかしその直後、ゴールライン手前まで抜け出してきた相手選手に、DL大島崚(システム3)がタックルを決める。それを契機に攻めに転じ、この試合最初のチャンスを生み出した。RB若林邑彰(経済経営2)のランニングプレーで大きく攻め込むと、敵陣18ヤードまで前進する。サードダウンで、QB西山壮流(国際文化2)からパスを受けたRB草野公平(政治4)が、コートサイドを駆け上がりタッチダウン。その後のキックも決め、7-9で前半を終えた。
後半では試合の主導権を握りたいが、第3クオーターでも相手のランニングプレーを止められない。タッチダウンを許し点差を広げられる。さらに第4クオーター開始直後にも失点し、7-21と大きくリードされたまま試合は終盤を迎えた。
逆転を狙う本学は、若林を中心に攻撃を組み立てる。敵陣10ヤードからのファーストダウンで若林が抜け出しタッチダウンを決めると、後がない本学はツーポイント・コンバージョンを選択した。2点を追加し15-21。息の合った守備で相手を抑え、残り時間4分半で逆転へのラストチャンスを手にする。自陣48ヤードからWR武井涼(法律2)へと、西山のパスがフィールドを貫く。敵陣15ヤードまで迫ると、若林が相手の一瞬の隙を突き、ディフェンスラインを突破。次々と止めに掛かる相手選手を振り切りタッチダウンを決める。続くキックも成功し逆転。その後も相手の猛追からリードを死守し、22-21でリーグ初戦を白星で飾った。
試合後、主将の森洸三(物質生命4)は「初戦で浮ついていた部分があった。気持ちを切り替えて、残りの試合を全勝できるように頑張りたい」と冷静に語った。アメリカンフットボール部のリーグ全勝優勝に期待する。(三瓶純一)
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