成蹊大学新聞会4月16日2022年4月号並木道北京冬季五輪が閉幕して1ヶ月半が経とうとしている。日本人選手の活躍が連日伝えられ、日本は冬季五輪史上最多のメダルを獲得した。今回の大会で私が最も印象に残ったのは、フィギュアスケート男子シングルに出場した羽生結弦選手だ。 羽生選手は4位に終わり、惜しくもメダル獲得には至らなか...
seikeipresskoho2021年12月24日論説 本学園喫煙所の実態11月、3号館と8号館の間の喫煙所、通称「サンパチ」が撤去された。そのしわ寄せで1号館横の喫煙所や、9号館前の喫煙所に人が密集している。11月24 日の午後3時頃、1号館横の喫煙所では16 人の利用が確認できた。授業間の休み時間には人があふれ、ときには喫煙所外で吸う人もいる...
seikeipresskoho2021年12月24日2021年12月号 並木道「僕が僕らしくあるために『好きなモノは好き!』と言えるきもち抱きしめてたい」。槇原敬之さんの「どんなときも。」という曲の一節だ。私はこの歌詞を、自分の正直な気持ちを堂々と伝えることができるのは素敵だという意味に捉えた。 私は自分の意見を人に話すのが得意ではない。周りからどの...
seikeipresskoho2021年11月19日2021年11月号 並木道日本は地震大国であり、人間が感じ取れる大きさの地震だけでも各地で頻繁に発生している。日本地震学会によると、その発生回数は1日平均3~6回に上り、地震に遭うのは珍しくないことだ。 10月7日夜、突如として関東が揺れた。埼玉県や東京都の一部地域が最大震度5強に見舞われたほか、広...
seikeipresskoho2021年7月16日2021年7月号 並木道私たちは生活において少なからず他人の目を気にする。コロナ禍で「皆が着けているからマスクをする」という人も多くいるだろう。社会は人と人との結び付きで成り立っている。自分の意思でさえ、周囲の環境の影響を受けていることがある。...
seikeipresskoho2021年4月4日2021年4月号 論説新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、学生の過ごし方が一変した。昨年度の本学の取り組みを振り返り、コロナ禍における学生生活を考える。 昨年度、本学はオンライン授業を開始した。後期には少人数の科目に限り対面授業を再開したものの、11月に原則中止に。ほぼ全ての授業をオンラインで...
seikeipresskoho2021年4月4日2021年4月号 並木道昨年9月、株式会社スクウェア・エニックスから「ファイナルファンタジー」(以下FF)シリーズの新作ゲーム「ファイナルファンタジーXVI」の発売が発表された。開発中である本作のPVを見たことはあるだろうか。最新機器のPlayStation5が可能にする、人や動物の質感や映像美は...
seikeipresskoho2020年12月13日2020年12月 並木道世界中の人々が感染症に怯えながら過ごした2020年。日本ではそんな国民を元気づけるかのように「誰も傷つけない笑い」という言葉がメディアを通じて流行した。単刀直入に言うと、私はこの言葉を見るたびに不快な気持ちになる。笑いに限らず「誰も傷つけない」表現など、世の中に存在しないと...
seikeipresskoho2020年11月21日2020年欅祭特別号 論説本年度他大学に入学したアルバイト先の男子学生に「友人はできたか」と尋ねると、明るく返された。「できるわけないやないですか」。彼は関西から上京してきたため、東京に知り合いはいない。毎日のように地元の旧友たちと連絡を取り合っているそうだ。9月の話である。...
seikeipresskoho2020年7月2日2020年7月号 並木道「Stay Home」が推奨される中、公演ができない演劇業界ではオンラインでさまざまな試みがなされている。離れた場所で芝居をするリモート演劇や、公演映像の配信などだ。私が好きな舞台シリーズでも、5月末に過去作品の一挙無料配信が行われた。期間中は、毎晩特設サイトで映像を見て、...